略奪された決め手 | 私の事を最優先してくれたこと |
現在の年齢 | 24歳 |
当時の年齢 | 19歳 |
職業 | 営業販売 |
略奪男性の年齢 | 19歳 |
職業 | 建設業 |
当時、私には高校生のころから3年付き合っている2歳年上の彼氏がいました。心の優しい人で、面白くて、かっこよくて、しっかり者の彼が大好きでした。
ですが、一つだけ気になるところがありました。それは彼の趣味に関することです。多趣味な人で、麻雀、釣り、スノーボード、飲み会などなど、いつも忙しそうにしていました。
私たちはバイト先で出会い、お互いバイトで忙しかったため、連絡は毎日とっていたものの、デートは週一。毎週日曜日はデートをするという約束がありました。
喧嘩をしていても、日曜日には顔を合わせるので、自然に仲直りできて、比較的仲良しなカップルでした。
冬は嫌い!彼氏と会えないから
ところが毎年冬になるとその約束もあってもないものとなり、彼は毎週スノーボードに明け暮れます。なので自然と私は放置され、喧嘩が増えるというパターンでした。
もう、分かり切ってはいたのですが、どうしても耐えられませんでした。私も社会人になり、学生時代よりも会える回数は減っていました。すれ違いの数が増えるごとに、私は寂しくて寂しくて仕方ありませんでした。
元彼からメッセージが届く
そんな時、突然SNSを通してメッセージが届きました。開いてみると差出人は元彼でした。元彼といっても、中学生のころ1ヶ月も続かなかった人です。
「なんでいきなり?」と思いながらメッセージを開くと、内容はいたって普通で「久しぶり。元気?」といった感じでした。
元彼とはいっても、中学時代の淡い恋。1ヶ月も続かずに別れてしまったので、未練も何も残っていませんでした。むしろ学校にはほとんど登校せず、自由に過ごしていた彼に、自分勝手で少し腹立たしいと感じていました。
それなのに、私は返事をしてしまったのです。今思うと寂しかったのだと思います。彼氏はスノーボードに夢中でメールの返事もくれないし、全然かまってくれない。
そんな時に元彼からのメッセージ。タイミングが良かったのかもしれないですね。そのメッセージからアドレスを交換し、元彼とは頻繁に連絡を取るようになりました。もちろん彼氏がいるということは伝えてあります。
彼氏とは違ってすぐに返事をくれるし、悩みの相談も親身になって話を聞いてくれ、真剣にアドバイスをくれたりしました。前付き合っていた時には想像もできなかった、元彼の本当の姿が見れた気がして嬉しくなりました。
元彼に惹かれていく
しばらく連絡を取っていたある日。「どっか気分転換に買い物でも行こう!どこでも行きたいとこ連れてくよ」なんと元彼からデートのお誘いが!少し考えましたが、私は行くことにしました。
彼氏には申し訳ない気持ちもありましたが、私を気遣ってくれた言葉が物凄く嬉しくて、キュンとしました。
それからだんだん二人で出かける回数が増えていきました。彼氏とは違い、私の話を真剣に聞いてくれて、笑うツボも一緒で、食べ物の好みも合いました。
元彼の話は面白くて会うとずっと笑いっぱなしでした。いつも私を楽しませようとしてくれるのです。いつしかそんな元彼に惹かれていきました。
二股
そしてついに元彼から告白されました。物凄く嬉しくて、幸せでした。でも、私には彼氏がいます。どうしても別れを切り出す勇気がありませんでした。
そんな私に、すぐに別れなくてもいいと元彼は言いました。その言葉に甘えて、しばらく二股をしてしまったのです。いけないことだと分かっていても、彼氏と会うことがなかなかできないまま時間は過ぎていきます。
会えない彼と別れ、元彼と付き合う
そしてとうとうその日がやってきました。その日は彼氏と付き合って4年記念日。そして日曜日でした。冬だったので、いつもならスノーボードに行ってしまいますが、記念日なのでさすがに会ってくれるだろうと思っていました。
そして今日こそ話をしようと決心していました。ところが彼氏はそんなことも知らず、記念日も忘れてスノーボードへ。物凄くショックでした。
こんなに私の事を大事にしてくれる元彼と、自分の好きなことにばっかり精を出す彼氏。とうとう堪忍袋の緒がきれ、メールで別れ話をしました。
比べてはいけないですが、私は元彼を選びました。やっぱり自分を大事にしてくれる人と一緒にいたいです。後悔はしていません。