私はスペイン人の夫と2016年12月に結婚しました。現在私は32歳、主婦をしています。
失恋を期になにかはじめよう!その思いがスペイン人夫との出会いのきっかけです
約5年前、私は他に付き合っていた男性がいて将来の結婚も考えていました。しかし突然、「君との結婚は考えられない」と言われ別れることになりました。
その時本当にショックが大きくて、当時航空会社の客室乗務員をしていた私は食事や睡眠も十分に取れない日々が続き、ついに仕事中に倒れてしまい同僚に迷惑をかけてしまったことを覚えています。
そんなあるとき、失恋から立ち直らなくてはと思い、何か趣味を見つけようと思い立ちました。それが今の夫との出会いのきっかけになりました。
留学を決意!語学力アップとネイティブの友達を作る事が目的
大学時代に語学を学ぶことに興味があった私は、特にスペイン語の授業が好きでした。
「やらないで後悔するよりやって後悔しろ」がモットーの私は、そのことを思い出し、「一念発起してスペイン語の勉強をやり直そう。どうせ勉強するなら語学留学して学びたい!」と留学準備をし始めたのです。
留学において私が目標としていたことは語学力アップの他に、短い留学の後でもメールやSNSで交流が続くようにネイティブの友達を作ることでした。
そのために私は留学前に現地で少しでも多くスペイン人と話せるようにインターネットの国際交流サイトで「現地に住む友達募集」のページで友達を募集したのです。
彼は失業中!まさか結婚するとは思っていなかった
その友達の中から今の夫となる男性にメールをしてメール友達になったのが最初の出会いでした。当時私は27歳、彼は30歳でした。その時は結婚するなんてお互い思っていなかったでしょう。
最初のメールから毎日途切れることなくメールが続きました。お互いにお互いの国に興味があり、文化や食べ物のことなど話が尽きなかったです。
お互いの職業についても教えあいました。彼は当時の不況のせいもあり失業したばかりでした。でもパソコン関係の知識がありなんとかフリーランスで生計を立てているという状態でした。
彼の誠実な文面に惹かれていましたが、失業状態と分かり正直付き合う事も結婚する事もないだろうと思っていました。
会ってみたら思っていた通りの優しい男性!交際がスタート
留学生活は約1か月ほどでしたが本当に充実した日々でした。インターネットでの出会いから約4か月後、ついに彼とマドリードで初対面することになり私はとても緊張していました。
広場で2人でサングリアを飲んだのは覚えていますが、何を話したかなどは全く覚えていません。でもそのときの彼の落ち着いた雰囲気を見て、メールの文面から想像していた通りの優しい人だなと思い、彼のほうも私に好印象を持ってくれたようでした。
留学生活を終え、帰国してから遠距離恋愛が始まりました。
好きでいてくれたのが結婚したいと思えた理由!でもなかなかプロポーズしてくれない
遠距離恋愛は本当に一喜一憂の日々です。日本との時差は8時間、サマータイムの時は7時間です。1年に2度どちらかの国で会うという生活が4年続きました。空港で再会すればうれし涙を流し、お別れのときは泣き崩れるくらい泣きました。
ときには本当に遠距離の関係が辛くて別れようと思ったことがありましたが、彼は遠距離恋愛をいつか終わらせ一緒になろうと決してあきらめず、私のことを好きでい続けてくれたことで私も自信が持て、彼と結婚したいと思うようになりました。
昨年彼の仕事が決まり、生活が安定してきたので一緒に住もうという話が出てきており「いつかプロポーズされるのだろうか」と自分の中で悶々としていました。
彼はスペイン人といってもロマンティックや情熱的なこと、女性が好きなサプライズをするタイプでは全然ないからです。今流行の逆プロポーズをした方がいいのか真剣に考え始めたころ、今年の夏に彼が日本に来ることがありました。
突然日本語で「結婚してください」とプロポーズ!この言葉わ忘れられません
私の家族とも打ち解けていて楽しい時間を過ごしていました。そんなある日、私の実家近くの海辺を散歩しながら話をしているとき突然「結婚してください」とプロポーズされました。普段スペイン語で会話しているので驚きのあまり笑ってしまいました。
笑いすぎて少し反省してるくらいです。でも彼がインターネットで日本語のプロポーズの言葉を調べたというこの言葉は私にとって一番印象に残っていて大切な思い出の一つです。