彼氏がいる女性を略奪できた理由 | 全てにおいて彼女に対して「徹底的」を通したこと。 |
現在の年齢 | 56歳 |
当時の年齢 | 32歳 |
職業 | 物流会社の経理・総務 |
女性の年齢 | 25歳 |
女性の職業 | 物流会社の経理 |
彼女との出逢いは、私が当時勤めていた物流関連の会社に事務員として入社してきたのがきっかけでした。彼女は髪が長くややぽっちゃり系の私ごのみのみてくれをしており初対面の時から私の心はざわつきました。
仕事では私の部下という立ち位置となり、経理など主に請求書の作成などの補助をしてもらい、仕事の飲み込みもいい彼女をとてもいいイメージでとらえていました。
彼女に対して下心はない
私と彼女の初めてのデートのきっかけになったのは会社の忘年会でその帰りにタクシーが同じでその時の対応がきっかけとなりました。
慣れないアルコールに酔ってしまった彼女は手当てが必要な状態となってしまい、家まで介抱しながら送り届けました。もちろん下心などありませんでした。
彼女は私にとってとてもかわいい部下であり、その部下である彼女を助けるのは自分の勤めと思ったのです。
彼女の心を好きになる!それから思い切って食事に誘った
忘年会の帰りの出来事から翌日の仕事納めの日。私たち経理・総務部門は現場の仕事とは違い銀行の入金確認など事務処理に最後まで追われ、会社の終了時間ギリギリでその仕事をやっと終えたのです。
その帰り際、彼女から思いもかけぬプレゼントをもらい、「この間のお礼です」という彼女を思わず見返してしまいました。
それをきっかけに年明け、私は思い切って仕事帰りに食事に誘いました。彼女からは迷うことなくイエスの返事をもらい私は心が躍りました。
不安が的中!彼氏がいる女性だった
そして、洋食屋の落ち着いた雰囲気の中、私は彼女に告白をしました。彼女の返事はひょっとしたらと胸の奥底にあった不安が的中し、「彼氏がいる」との返事。
私はそれでもあきらめることができず、自分にもチャンスを与えてほしいと願いを込めて話しました。彼女は承諾をし、本当のことを言うと今、微妙な関係になってしまっていることを話してくれました。
彼氏は大手の自働車メーカーに勤めていて休みがなかなか合わずデートも頻繁にすることもできず、これから先本当にお付き合いを続けていていいものなのか悩んでいると。
私の心は内心燃えました。彼氏が大手の会社に勤める人間だかなんだか知らないが絶対に負けないと!ただ私はそういう内心は彼女に対しておくびにも見せませんでした。私の戦略は決まっていたからです。
徹底的に優しくする作戦
私の戦略、それは彼女に対して徹底的に優しくし、徹底的に誠実であり続け、徹底的に仕事とのメリハリをつけ、すべてに「徹底的」に彼女に相対しよう、でした。
私は彼氏と同じパターンの事をしていても彼には勝てないと思っていました。私は私、私なりのスタンスと行動で彼女のハートを勝ち取り、彼氏からいわば略奪してみせる、そう思っていたのです。
その出来事は偶然でした。
ある時私たちがデートをしているさなかを彼氏が目撃をしたことがあったそうです。彼氏は彼女にどういう関係か詰め寄ったそうですが、彼女はそういう態度に反発をし、捨て台詞まで吐き捨てるように言われたことにとても傷ついたと話しました。
彼氏と直接対決!愛は勝つ
私はここがこの恋愛バトルの肝と心に思い、彼氏と話をすることを提案しました。二人っきりで、です。私の彼女を思う気持ちがどれほど強いものなのか、誠実なものなのか、しっかり話せば必ず相手は折れる!と確信をしていました。
そして、ある喫茶店で彼氏と会い、私の彼女への気持ちを誠心誠意話しました。「殴りたければ殴ってもいいよ、でも彼女は俺のもの!」と大見えも切りました。内心はドキドキものでしたが、相手に悟られないように必死でした。
結果、彼は納得をし、私は勝ったのです。KANの「愛は勝つ!」が頭の中をリフレインしていたのを今でも覚えています。
彼氏がいる女性を奪う為に気をつけた事は暴走しない事
彼女に対して気をつけた点や苦労した点といえば、独りよがりに私が暴走してしまい、彼女の本当の心内と違う行動をしては断じてならない、という事でした。
それだけは絶対にしてはいけない。私が誓った彼女への「徹底的」がそうではない事になってしまうからです。
今、私たちは結婚して23年目。もう少しで銀婚式です。ふとあの時の喫茶店での「対決」を思い出しては彼女を守っていく事を怠ってはならないと肝に銘じているのです。