現在の年齢 | 36 |
当時の年齢 | 27 |
職業 | 生活相談員 |
男性の年齢 | 31 |
男性の職業 | 介護職 |
いい人どまりの理由 | 正社員ではなく将来を考えてない不安定な感じ |
私が27歳の時に生活相談員として正社員で働いていた職場に、パートで介護職として働いている男性がいい人どまりでした。
ルックスは誰もが振り返るようなイケメンだったので最初から「かっこいいな」とは思いましたが、なぜパートをしているんだろうと思いました。男性であれば31歳だと正社員を狙っていきそうなものなのにと不思議だったのです。
その理由は後からわかったのですが、彼はある程度お金に裕福な家庭に育っていて、親のお金で暮らしていける余裕がありましたし、正社員で働いて、仕事ばかりになるのが嫌だという持論を持っていました。
結婚願望がない彼
当時の私は結婚願望があり、結婚したいと思っていたので、彼のことはかっこいいなとしか考えていませんでした。しかし彼の方は私に好意があり、彼からアプローチを受けることになったのです。
生理的に受け付けないタイプではなく、当時長らく彼氏もいなかったので寂しかった私は、彼と友達以上恋人未満の関係になってしまいました。
当時私はアパート暮らしていたのですが、寂しさを感じると彼をアパートに招待して、一緒に過ごしてもらうという風になっていきました。
彼に対しては「私は結婚したいから、相手を募集している」と言っていて、彼は結婚願望が全くなく、その私の重たい気持ちを背負ってまで付き合うという事も考えていなかったようです。
彼の方から「交際しよう」という言葉もありませんでしたし、アパートで一緒に過ごす、食事に行くという関係が続いていきました。
いい人だが、結婚が想像できない
彼は見た目はクールそうに見えましたが、しゃべってみると、情に厚いところもあり、私の仕事での悩みも聞いてくれましたし、私という人間を褒めてくれて、支えになってくれる存在になりました。
私にとっては彼はなくてはならない人、でもパートから正社員になろうともしていない、私に対して結婚の気持ちもなさそうというところから、どうしてもその、先に進めたいとは思えませんでした。
彼が私とお付き合いに踏み出さない理由を考えたのですが、やはり私が結婚願望を持っていたからというところが大きいと思います。それに応えるつもりがない、そこまで背負いたくないという気持ちだったのだと思います。
ただ私のことは好みのタイプと言っていましたし、恋愛感情に近いものかもしくは恋愛感情を抱いていたのだと思います。
いい人どまりから抜け出すには、ちゃんと働く事
私と彼がいい人どまり以上に発展するためには、彼が正社員として働いてくれることを前提に考えていました。
お金がある環境だからというのもわかるのですが、単に環境に甘えているように思え、自分で切り開いていこうとする人が好きだと思いましたし、彼の仕事観は甘いなという風に感じて、年上としてどうなんだろうと思いました。
彼自身は育ってきた環境と、父親は仕事ができる人だったので、それと自分の現状を比べてコンプレックスを抱いているということをよく口にしていました。
その部分で少し自虐的になったり弱音を吐いたりして私に甘えてもきていたのですが、それならば自分で努力をして変えていけば良いのにということを思っていました。
結婚したいから、いい人どまり
私は結婚をするなら安定した正社員をと思いましたし、お付き合いをするにしても結婚を前提にしたいと思いました。彼のことは大事でしたし、それなりには好きだったと思います。
しかしどうしても踏み出してはいけない距離感があるというか、彼とお付き合いをするという道を選ぶことになれば、自分の将来の理想像なども崩れることが分かっていました。
そこにいけないと思いましたし、彼に気を持たせるような言葉を言ったり、態度を示したりしながらも、いい人どまりという関係であり続けました。
そして1年後に私が今の夫と出会ったことをきっかけとして、その関係を解消しました。