私は、東京都に在住する23歳男性のMです。普段はIT企業でエンジニアとして働いています。実は以前は別の会社で働いていましたが、一身上の都合で退職をしてしまいました。
その際に私生活もボロボロになって、当時交際していた彼女とも別れてしまい、どうにも支えが無く寂しい日々を過ごしていました。今の会社に移る際、IT系の友達が教えてくれたのが「ペアーズ」でした。なんでも今流行っているWebサービスだと。
私はこれまで所謂「出会い系」といった類には手を出してこなかったのですが、こんな生活の中で何か面白い刺激があればという期待と、新しいWebサービスを勉強したいと思って、すぐにペアーズに登録をしてみました。
転職したばかりという状況が同じで意気投合!彼女に興味がでてきた
最初はどうなるかと思いましたが、意外と敷居が低く感じられ、特に自分と同世代の女性が多く登録していることに非常にびっくりしました。
数名の方からイイネを頂いたり、マッチングしたりしてメッセージのやりとりを楽しんでいましたが、私はどうも実際にお会いしたいと思うことはありませんでした。
そんな時、ふとある女性とマッチングをしました。私の好きなショートヘアーで、写真で見る限りとても綺麗な方でした。普段ではなかなか会えないような方で、メッセージもはずみ、楽しかったのを覚えています。
会話を重ねると、実は彼女も以前から勤めている会社を辞めて転職活動に励んでいることを知りました。私も転職をしたばかりだったので、相談に乗っていると共通するようなところも多く、非常に彼女に興味を持ちました。
会いたい!会った瞬間にどこかで見たような感覚になった
私は「この人とは会ってみたい」という気持ちを抑えられなくなっていました。そしてそれは、彼女も一緒でした。
この時の気持ちは「話が合いそうだから」というのが理由でしたが、今思うとこの人のことを「好きになりたい」という気持ちが自分の中に芽生えているのを隠していたのかもしれません。
待ち合わせ当日。私は以前働いていた会社の近くに美味しそうだったけれど、行くことが叶わなかったお店が会ったため、そこに行こうと決めていました。少し早めに到着して待っていると、突然ロングヘアの女性に声を掛けられました。
「Mさんですか?」
「はい…もしかして◯◯さんですか?」
そこに現れたのは髪型さえ違えど、あの女性で、写真よりも綺麗でした。そして、私はその姿を見た時に、別の感覚も抱きました。
(…あれ、どこかで見たことあるかも…)
話を進めていくと前の職場で同じだった事が判明
「はじめまして、Mです!◯◯さん、髪が伸びたんですね?」「いえ、実はずっとこの髪型で。写真の髪型は少し前のなんです」
「そうでしたか。実はすごい似てる方が前の会社に居たので、ちょっとびっくりしたんです」「え、そうなんですか?それはびっくりされますよね。前の会社はどちらに?」
「実はこの近くなんです!??っていうビルの中で。」「え?それって、??のビルで働かれてたってことですか?」
「そうです!」「実は、私も前に働いていた会社がそのビルなんです!」
「そうなんですか!じゃあ、ビルの中でお会いしたのかもしれませんね!」「かもしれないですね!Mさんは何階ですか?」
「僕は14階です」「え、私も14階です!!笑」
ここまでくると、先程抱いた直感は確信に変わりました。そう、この女性は私が以前の職場で何回かすれ違ったことのあるKさんだったんです
ペアーズで思わぬ女性と出会った!こんな事もあるんだな
「びっくりですね!もしかして、Kさんですよね!?」
「え、なんでわかるんですか?」
「実は僕、同じ会社だったんだと思います!それでKさんのことは同期からも聞いていて、綺麗な方だと。でも僕は遠くから見たことしか無かったですしお声掛けしたこともなかったんですが。こうして会えるなんて、面白いですね!」
「本当にびっくりです!まさか同じ会社だった人と会うなんて!」
出会い系のサービスは基本的に自分の友達は出てこない設定になっているところが多いと思いますが、かといって全くの共通項がない人だらけというわけではありません。
私はそれを恐れて今まで出会い系を避けてきた面もあったのですが、今回のように思わぬきっかけになることもあるのだなぁと思いました。
恋人にはなれませんでしたが友達になりました!
その後、Kさんとは話が大盛り上がり。お互いの共通の知人などの話から、様々な話まで発展しました。残念ながら恋人となるまでは叶いませんでしたが、普通の方法ではありえないような「友達」の作り方と巡り会えました。
おそらくペアーズの正しい使い方ではないかなとおもうのですが、こういうこともあるんだというふうに思って頂けるとうれしいです。
ただ、やはりWeb上とはいえ、相手は人間。しかも意外と狭い社会です。どこかで会っているかもしれません。むやみに個人の情報を教えたりすることは危ない可能性もある、とこの経験からも密かに学びました!
私はそういう意味では、良い方だったかもしれません。