私は岩手県に住む、現在３７歳の主婦です。当時３０歳の私は、２つ年下の２８歳のカズマサという男性と出会い系サイトで知り合いました。
出会い系サイト「ASOBO」で真面目に恋人を探していた
その当時から私もカズマサも岩手県に住んでいました。私はスーパーの総菜部門で働くアルバイト店員、カズマサは銭湯で掃除や受付などをする社員でした。
私とカズマサが知り合った出会い系サイトは「ASOBO」というサイトです。このサイトは、掲示板の種類が豊富で「今から遊ぼう掲示板」「恋人掲示板」「メル友募集」など細かく分かれているので、自分の目的に合った出会い方を探せるので便利でした。
真面目に恋人を探していた私は、恋人募集の項目でメッセージを投稿しました。するとたくさんの男性から申し込みメッセージが届いたのですが、その中でも誠実そうで感じの良かったカズマサとメールのやり取りをするようになったのです。
会ってみたが初日は盛り上がりに欠けた！とりあえず２回目も会った
１か月近くメールだけのやり取りをしていたのですが、カズマサの提案で私たちは直接会うことになりました。同じ岩手県同士ではありましたが、中距離のところに住んでいたため、カズマサのほうが車で近くまで来てくれました。
初めてカズマサを見た感想は、「可愛い感じでジャニーズ系だなぁ」と思いました。とりあえず、初日ということもあり、軽く食事をしたくらいにしてその日は別れました。
その後もメールは続きましたが、何となくお互い盛り上がりに欠ける感じでした。しかし「せっかく知り合ったんだし、とりあえずまた会ってみようかな」といった具合で、２度目の顔合わせをしました。
無邪気にはしゃく私を見て好意をもったみたい！カップルみたいな時間を過ごした
とくに行く当てもなかった私たちですが、とりあえずゲームセンターへ行くことにしました。このゲームセンターへ行ったことが、カズマサの気持ちが大きく変わったキッカケになったのでした。
ゲームに夢中になりはしゃいでいる私を見て、カズマサは私に対して好意を持ったようなのです。ゲームセンターに行った辺りから、カズマサの私に対する態度が前より優しくなり、一緒にプリクラを撮ったりしてカップルみたいな時間を過ごしました。
そのあとは、カズマサの車の中でまったりお喋りしました。このときカズマサから「付き合って欲しい」と言われましたが、私の気持ちがまだハッキリしていなかったので「もう少し考えさせてほしい」と伝えました。
キスをされ、その先にも進んだが、ダメと断る！でも朝まで車で会話を楽しみました
カズマサは快く受け入れてくれたのですが、車内で話しているうちに気持ちが高まってしまったようで、私にキスをしてきました。どうやら、カズマサは女性慣れしていないらしく、私にキスしながらも震えていました。
しかし震えながらも、やることはなかなか積極的で、今度は私の服の中に手を突っ込んできて胸をまさぐったり、スカートの中に手を入れてきてパンティーの横から指を入れてくるなど、ちょっと歯止めが利かなくなりそうだったので「これ以上はできない」と断りました。
カズマサはすぐに私から手を放し、気を取り直すようにタバコを吸い始めました。この日は結局、朝までカズマサの車でお喋りしながら過ごしました。
優しくて大事にしてくれるが、男としては見れない！本当の気持ちを伝える
このデートがキッカケで、カズマサは私にとても優しく親身に相談や愚痴を聞いてくれるようになりました。当時私は自分の家族とあまりうまくいっていなくて悩んでいたのですが、その話をいつも真剣に聞いて一緒に泣いてくれたりもしました。
しかし、こんなに大切にされても、なかなかカズマサのことを彼氏として受け入れることができず、だんだんカズマサの気持ちが重荷になっていました。
たぶん、優しすぎるカズマサのことが、男として見れなくなってしまったのだと思います。迷った末、私はカズマサに正直な自分の思いを伝えました。
カズマサは相当ショックだったようで、数日後に「ASOBO」に新しくメッセージを投稿していました。内容は「初めて大きな失恋をして、かなり落ち込んでいる」といった衝撃的なものでした。
真剣な気持ちで恋人を求めていたからこそ、軽くは受け入れる事ができませんでした
「私のことをそんなにも好きでいてくれたのに、どうしてカズマサの気持ちを受け入れられなかったのだろう…」ととても後悔しましたが、無理に受け止めようとしても余計に傷つけてしまうだけだと思い、その後は連絡を取っていません。
とても純粋で優しい人だったので、今でも時々思い出します。結果的に、カズマサを傷つけてしまいましたが、カズマサとの時間は私の大切な思い出のひとつになっています。
