31歳の専業主婦です。主人と出会ったのは、アルバイト先でした。当時私は20歳。実家住まいでフリーターをしており、彼は19歳で一人暮らしの大学生。
一つ下ということもあり、最初は特に意識することもなく、シフトが一緒の時は、地味で物静かな人だな～くらいの印象でした。
好きなゲームが同じで遊びに行くようになる！雨の日に、傘を広げ肩を抱き寄せられ告白される
アルバイト先がゲーム販売店だったのですが、ある時彼が社員割引でゲームを購入しようとしていた時のこと。私はそのゲームを見てビックリ！私が長年ハマっている某カードゲームを基にしたもので、周りに同じ趣味の人がいなったのでとても嬉しくなったのを覚えています。
そこから話が盛り上がり、バイト終わりになってもそのカードゲームを題材にしたアニメやカードショップの話をして、話題が尽きることはありませんでした。
それからすぐに２人で遊びに出かけるようになりましたが、出かけ先はもちろんおもちゃ屋さんやカードショップ。カードを購入してデッキを強化したり、プレイスペースでデッキを試してみたり。
気の合う“男友達”として、週に１回会っていました。３ヵ月くらい経って、ある時なんとなく公園を散策している際に雨が降り出した時のこと。彼は自分の傘を広げ、なんと私の肩を抱き寄せたのでした。
男友達と思っていたら、いきなりの恋人的なイベント！私は男の人にそんなことをされたことがなかったのでもうドキドキでした。そこからお互い男女として意識しているのは一目瞭然。その日の夜、帰り際に彼から告白をされたのでした。
付き合ってからは甘やかしてくれる優しい彼
付き合い始めてからの彼は、私をとても甘やかしてくれる存在になりました。付き合う前はどちらかと言えば、意地悪なことをいう素直じゃないタイプ。でも、私が初めての彼女だということで、恋人同士になってからはとても大切に思ってくれていました。
私が専門学校に入学してお互い学生同士になったり、私が先に就職して社会人と学生の立場になったりしましたが、状況が変わってもお互い離れることもなく信頼関係を築くことができたのは、そんな彼だからこそだと思います。
お弁当を作って行った時の事よりフランス料理のまかないの方がいい？
そんな彼の為に、私はデートの際によくお弁当を作って持っていきました。初めてお弁当を作って公園に行った時、彼は本当に嬉しそうに食べてくれたのを覚えています。
お弁当を食べている時に近づいてきた鳥や猫に「おまえらにはやらないぞー！」と言って、一生懸命追い払っている姿も微笑ましかったな。
主人としては、交際中の思い出というと、お弁当のことよりも、私がフランス料理店のアルバイトでもらってきた賄いの方が強いようで、「あれは格別にうまかったな～もっともらってきて欲しかった」と言ってましたけどね。
愛情をもってしてもプロのシェフの味には敵わないようです（笑）
私と彼の実家の中間の会社に就職してくれた！嬉しすぎます
付き合い始めて５年経つ頃には、彼も就職決定。周りが東京などの都会に就職を決める中、彼が就職を決めたのは、私と彼の実家の中間くらいの場所にある会社でした。
就職活動中、彼の中ではもう私との結婚は揺るぎないものだったようです。「就職して少し落ち着いたら結婚して一緒に住もう」と言ってくれました。
お互い長男長女ということもあり、実家から離れすぎるのは不安でしたので、そういったことも考慮してくれた彼の優しさを感じて嬉しかったです。
彼は就職して数ヵ月は他県の実家から通勤していましたが、休日には数時間かけて私に会いに来てくれました。嬉しすぎて愛しすぎて、離れるときは毎回泣いてしまったのも今では良い思い出です。
心構えしておくべき事は、親戚の集まり！結婚して何年経っても慣れません
結婚して一緒に住めるようになってからは本当に幸せです。お互いが社会人になって、数ヵ月の遠距離恋愛によって改めてお互いの必要性を感じ、愛情の深さを再確認できる機会であったと感じました。
なんの問題もない結婚ではありますが、ただ一つ確認して心構えしておくべきだったのは主人側の親戚づきあいですね。１年に数回、親族総勢１５人以上も集まるというのは何年経っても慣れません。
おばあちゃんに「子供は？」と聞かれた時は、大勢の人の前で夜の生活を聞かれているようで恥ずかしくて赤面してしまいました。親戚の集まりって、結婚するうえで結構重要かもしれませんね…。
