当時の年齢は22歳で、システムエンジニアとして働いており、頭脳労働は女性からモテると高校の恩師から言われて目指した仕事ですが、そんなことはありません。仕事に追われるばかりで、出会いが皆無に等しい状況で婚活どころではありません。
ですが地元の駅で、一瞬で恋愛感情が芽生えるほど魅力的な女性との出会いがあります。それはナンパです。この情報だけだと、まるで私がナンパ好き人間であるかのように思うかもしれませんが、実際は奥手で、恋愛もあまりしておらず友人から誘われてナンパしただけなのです。
婚活にナンパはおかしいとか軽い出会いだという人がいますが、私はまったくそうは思っていません。社会人になると出会いの数が極端に減り仕事の忙しさと合わさってますます出会いは減る一方です。
婚活や恋愛目的ではなく、軽い気持ちでナンパする人達もいるので悪いイメージがついていると思うのです。特別ナンパが好きとうわけではないのですが、出会い方のひとつだとも思っています。
【ナンパで運命の出会い】さらに奥手でも番号ゲット
始発が出る時間から駅の改札口付近でナンパし始めるのですが、声をかけたくなるような女性がなかなか現れません。結局のところ、午前中は駅で時間を潰すのみに。
午後になると多くの人が電車に乗り降りし始め、期待感が高まってきます。午後2時ごろには友人がナンパに成功し、そそくさとデートに出かけてしまい、寂しくなり帰ろうと思うのですが、暗くなるまで粘ってみることに・・・
出会いもなく完全に集中力が切れてしまっているのですが、午後4時過ぎに、ふと改札をみると美人な女性が歩いてきて気になります。どう見ても私より年上ですが、恋愛感情が芽生えデートしたくなる何かを感じるのです。
残された時間は長くないので、覚悟を決めてナンパしようと思い立ちます。友人に教えてもらったことを忠実に守り、この出会いを成功させる為、まずは他愛もない話から切り出します。
駅にいる理由や夕方以降のスケジュールなど、差し支えない程度に彼女から情報を引き出すことに成功です。
【ナンパ成功のカギ】真面目な気持ちを伝える事に！
彼女は予定が片付いて帰宅しようと思っているらしく、それを聞き集中力を高めます。この出会いでナンパに成功すれば、長時間のデートが実現すると思うからです。
田舎町で声をかけてくる男性は恋愛対象ではなく、遊びのナンパ目的としか見られないので、単刀直入に気持ちを伝えるようにします。
結局デートの誘いには応じてもらえず撃沈。その代わりに、出会いを大切にしたいので友達関係から始めようと彼女は言います。赤外線通信で彼女の連絡先をゲットする事に成功。
帰宅してから連絡先データを確認すると、何故かメールアドレスが見当りません。その一方、氏名や電話番号などの情報は充実しています。この時点で、彼女が37歳であることが判明。興味本位で彼女の氏名を検索してみると、音楽教室の講師を務めていることも明らかになります。
【恋人同士の恋愛をしたい】友達関係では満足できない
男女間に友情は芽生えるかと聞かれるならば、私はノーと答えるでしょう。とりわけ男性側は、出会いが本気のナンパの場合は特に、友人女性に対して恋愛感情を抱く傾向があると思います。実際に私がそうだからです。
ナンパが出会いの音楽教室の講師の友人女性とは、月に1回程度は友人として映画館へ出かける、ランチを楽しむ、などしているのですが、私は満足することができません。
もともとナンパでの出会いの仲ですから、下心がないはずがありません。暇なときに遊ぶ関係を続けるだけでも楽しいと思えるのですが、一目惚れするほどの女性なので可能であれば恋人同士になりたい気持ちでいっぱいです。
【抑えられない恋愛感情】女性に対して強くなる想い
せっかくの出会いなのだから、彼氏として思い出を作りたくて仕方がありません。遊ぶ約束をして、別れ際に告白しようと考え、意を決して彼女に電話をします。ところが、1分以上も呼び出し音を鳴らしても反応がありません。
折り返しの電話を待つことにすると、6時間後に彼女から連絡。音楽教室で講師をしている彼女は、激務が続いて毎日の帰りが遅いことを知ります。
いつものような元気さはなく、テンションが低いのです。それでも真剣に私の話を聞いてくれるので、よりいっそう彼氏になりたい気持ちが強くなり、この出会いは本当に運命じゃないかとさえ思いました。
告白したい衝動を抑えて、いつもと変わらない声色で遊びに誘ってみます。すると休日はあまり動きたくないと言うので、愛車でドライブに出かけることを提案すると、応じてくれたので一安心です。
【告白するタイミングがない】車の中で思い切って女性に告白
海まで車を走らせて、綺麗な海岸線を眺めながら二人で他愛もない話を楽しんでいると、まるで恋人同士みたいだと彼女は言います。その瞬間に友達関係であることを思い知らされるのですが、くじけるわけにはいきません。
頃合いを見計らって告白する覚悟を決めているからです。絶好のタイミングが訪れないまま車を走らせていると、偶然見つけた定食屋さんでディナーを楽しむことになります。そこでも友人同士として食事を楽しみ、いよいよ彼女を自宅まで送り届ける時間が訪れました。
本当は夕日に照らされながら海をバックに告白するつもりでしたが、私の想いだけは伝えたいと考えて車の中で告白。特に悩む様子もなく、彼女は私の申し出を受け入れてくれたのです。告白に成功してからは、彼女のマンションで同棲生活を送ることになりました。
この出会いについて、どうして告白が成功したのかを考えてみた時期があります。友達として遊んでいる最中に彼女の容姿をベタ褒めしたり、結婚する男性は絶対に幸せになれるなどと言って、持ち上げ続けたことが良い結果を生んだと思います。
