私は現在26歳、医療事務の女性です。アパレルの販売員として働いていた23歳の頃、「20代限定!食事とトークを楽しむ出会いの場」という婚活パーティーに参加しました。
もともと私は「そういう婚活イベントって怪しいんじゃないの?」と思っていました。それなのに思い切って参加した理由は、大学時代の彼氏と別れたばかりで寂しかったからです。
そして、婚活パーティーの受付としてバイトをしていた友人に「私がノルマで誘わなきゃいけない人数が足りなくて困ってるの。付き合いで参加して!」と誘われたからです。でも、結果から言えば、このパーティーは後味の悪い思い出となりました…。
前半は全員と話をした!後半は気になった男性と話としようと思っていたら・・
「20代限定!食事とトークを楽しむ出会いの場」という名前の通り、そのパーティーは若い人が多く、想像していたよりも気軽にお喋りできそうな雰囲気でした。
一人5分の持ち時間で20~30人と順番にお喋りして、気に入った人がいたら後半のフリータイムに話せる、という趣旨でした。
学生の交流会と言ってもいいような和やかな雰囲気でしたが、それぞれが用意する自己紹介文に「好みの異性のタイプ」や「家族構成」という項目があったり、男性には「年収」を書く欄が用意されたりしていたところが、リアルだなと思いました(笑)
アパレルの販売員として働いていた私は、たいていのタイプの人とお喋りできたので、前半のお喋りは無難にこなし、後半になったら気になった2~3人に話しかけようとしていました。
まったくタイプじゃない男性から話しかけられる!しかも35歳。20代限定の婚活パーティーじゃないの?
しかし、前半と後半の合間にある休憩時間に、一人の男性に執拗に話しかけられました。
その男性は、コンビニ店長として働いている29歳の男性でした。正直どんな話をしたかも覚えていない相手だったのですが、彼は「話してて一番楽しかったから、後半のフリータイムでも話しかけていい?」と聞いてきました。
私が愛想笑いでごまかしていると、「君、年上好きなタイプでしょ?俺、若い子にモテるんだよね。実は35歳なんだけど」と、突然、実年齢をカミングアウト。私は返す言葉を失いました。
私は「年上が好き」などと言った覚えはありません。今まで付き合った相手は全員同年代でしたから、年上の男性に特別の興味を持っているという自覚も全くありません。
そもそも、20代限定の婚活パーティーのなずなのに、どうして35歳の人が参加しているのでしょうか?
気持ち悪い男性から逃げる方法を考えた!藁にもすがるおもいで1人の女性に声をかける
この婚活パーティーは、インターネットの応募サイトで簡単なプロフィールを自己申告するもので、免許証を提示したりする必要はありません。
それが災いして、たまに応募条件を守らない人がやって来る…と、このパーティーに私を誘った友人が後から話してくれました。
でも、その時の私は、「どうして20歳以上の人が紛れ込んでいるのか?」という理由より、「どうすればこの気持ち悪い人から逃げきれるか?」ということで頭がいっぱいでした。
トイレに行くから、と逃げるように男性から離れた私は、トイレから出ていった後も付き纏われたらどうしよう…と不安に襲われました。その時、トイレから出て来た一人の女性が目につきました。
私は彼女に「すいません…」と遠慮がちに声をかけて、「嫌いなタイプの男性に話しかけられて困ってるので、フリータイムで貴女のそばにいていいですか?」とワラに縋るような気持ちでお願いしました。すると、彼女は快くOKしてくれました。
愛想よく話をしたのがまずかった
トイレから出ると、さすがに女性トイレの前で待ち構えるわけにはいかなかったのか、離れたところで男性がこちらを窺っていました。
私と彼女はお喋りをしながら会場に戻り、フリータイムの間も、その男性が近付いてくると別の場所へ行くようにして、どうにか難を逃れました。
厄介なことに、私は男性とお喋りしている時にラインの連絡先を交換してしまっていました。他の人たちが気軽に交換しているようだったので、場の雰囲気に呑まれて後先考えずに交換してしまったのです。
パーティーの翌日から、一ヶ月くらいずっと、「二人で会いたい」「呑みに行こう」という連絡が来ました…。
たった五分お喋りした間に、そんなに思わせぶりな態度を取ったとも思えないのですが、他の女性に塩対応される中、私がアパレル店員として培った愛想の良さを発揮したせいで、勘違いされたのかもしれません。
同じ地下鉄を利用していたので、ビクビクしながら通勤していた
たしか男性と私が同じ地下鉄駅を利用している、という話をした記憶があるので、しばらくはビクビクして通勤していました…。
結局は何事もなかったので良かったのですが、もしもまた婚活パーティーに行くなら、むやみに愛想良く話さないようにしよう…と決意した出来事でした。