私は39歳の主婦です。私が思う40代で結婚できない男性のイメージは、自分自身を客観的に見ることができない男性。婚活市場での自分の価値を分かっていない男性です。
私自身、婚活中に多くの男性に接する機会があったけれど、40代間近であったり、既に40代に突入している男性に共通していると感じたのは、自分の外見や言動が他人からどのように見えているのかについてとても無頓着だということです。
選ばれる立場って分かってますか?価値のない男性に女性は見向きもしませんよ
- 女性のスタイルについて理想を語る男性が明らかな肥満体。
- 最近の女性の気配りや常識のなさについて文句を言う男性が、お酒を注いでくれた女性にありがとうの一言もない。
- 歩きタバコやゴミのポイ捨てなど、一緒にいることが恥ずかしいと感じる行動が多い。
- 会社への不満や愚痴、自虐など、会話の内容がネガティブな方向に偏っている。
挙げればキリがないけれど、そうした男性のふるまいを見ているうちに、私は強く感じました。
『結婚を望み、自分の求めるレベルの女性を選んでいるつもりの男性に限って、自分も女性に選ばれなければならないことに気付いていない』のだと思います。
すごく当たり前のことだと思うのに、なぜだか、選ぶ側の発想しか持たない男性って多いんじゃないかなと思います。
男性の価値は下がっている!もっと客観的にみないと
男性が自分ひとりの収入で妻子を養うことが一般的だった時代には、それもアリだったのかもしれないと理解できなくもないけれど、現代の女性からすると、なんだかなあと思わずにいられません。
私がこれまでに出会った中で一番インパクトがあった男性は、初対面のコンパの狭いお座敷で大きな胡坐をかいていて、あらゆる大皿料理を直箸でつつき、口から料理のカスを飛ばしながら、あるべき女性の姿について熱弁をふるう推定100kgの価値なし40歳でした。
ここまで強烈な男性はめったに出会うことはないけれど、いないわけではないんです。
ある友人は、初対面で好印象を抱いた30代後半の男性との初デートで、自分が優秀にも関わらず、いかに会社に冷遇されているか、上司や同僚がどれほど無能かについて熱弁され、げんなりしたと同時に、どうして彼が独身なのかがよく分かったとのことでした。
価値を上げる努力してますか?
自分がどんな価値がある人間なのか、客観的に判断するためにも、一度本音を言い合える関係の女性に率直な意見を求めてみたらいいのになって思います。
結婚を望むのであれば、やっぱり、女性の意見が一番参考になると思うので。言葉は悪いかもしれないけれど、自分を商品として考えてみると見えてくるものがたくさんあるのではないかなあ。
ほとんどの女性が、婚活市場に出るとき、まずは選ばれる側として自分の価値を評価します。メイクであったり、男性の好みそうな服装であったり、多少の猫を被って見せるのも、すべては男性に選んでもらわなければ始まらないと無意識に理解しているからです。
けれど、それは、誰でもいいからとにかく一人に選んでもらいたい、という意味ではありません。あくまで、自分が求めるレベルの男性に選んでもらううため価値を上げる努力をしているんです。
価値は外見だけじゃない!内面だ
一方、40代で結婚できない男性にはこの視点がないなあと感じます。女性が消費者であると同時に生産者としてふるまっているのに対して、40代で結婚できない男性はあくまで消費者。
もしも、先に挙げたような男性の言動を、知り合ったばかりの女性がしていたら、男性は果たして未来の伴侶候補として関係を深めようと感じるかなと思います。
社会人として、上辺だけはにこやかに対応していたとしても、内心では二度と会いたくないと感じるのではないかなと思います。
婚活市場に出てきたばかりの若い女の子ならいざ知らず、社会で揉まれながらそれなりに年齢を重ねた多くの女性は、男性の容姿にそれほど価値を感じません。(不摂生が原因の肥満などは別ですが)
自分はブサイクだから……と、容姿に原因があると思っている40代男性は、もったいないなあと思います。少しの努力で、素晴らしい女性とのご縁が結ばれるかもしれないのに……。
魅力的な男性がする言動してますか?
女性の目に、自分はどんな男に映っているんだろう?自分が女性だったら、自分と結婚したいと思うかな?自分の言動は、魅力的な人間のする言動かな?
そんな視点を持つだけで、見違えるほど素敵な男性になる人がたくさんいるんじゃないかなあと思います。