現在27歳、東京都在住の男です。24才頃に自力で婚活していました。
私はいわゆる地方出身の“お上りさん”で、地元の同級生は早い人だと10代から世帯持ちになっていました。
大学の友人も卒業後すぐにデキ婚した人も多く、タイミング的には付き合っていた女性と別れたばかりだった事もあって、20代前半でも出遅れた様な感覚になっていたのか、それとも若さ故のプライドかは不明ですが“自力婚活”に走る事になりました。
結婚相談所は高いが出会い系サイトとシステムが変わらない!そこで合コンを頼む
最初はソーシャルネットワーキングサービスに度々出てくる“結婚相談所”のバナー広告からそういったサイトにアクセスして情報を集めていました。
しかし、どこも男性は入会金だけで20万円近く、その他の費用を合わせるとキャンペーンでキャッシュバックが付いたとしても20万円を超えるものばかりで、出会い系サイトとたいしてシステムが変わらないので自力で何とかしようと画策しました。
幸い、筆者には同じ様に独身でも顔が広い友人がまだ数名いたので、彼らに頼んで合コンをセッティングしてもらい、だいたいですが平均すると隔週くらいの頻度で合コンに参加していました。
一般的な“合コン”はイメージとしては男女のグループが集まって気になる相手がいたら連絡先を交換して後日二人きりでデートするとかそういう流れでしょうか。
結婚を意識すると焦ってしまうのか、ヤリモクと勘違いされた
そういった場所には筆者の様に、結婚を見据えた付き合いが出来る相手を探しに来る方が異物であった為に、上手く合う相手は簡単には見つかりませんでした。
むしろ、筆者という“異物”の存在は女性側から警戒する対象にしかならず、ずっと先を見据えたが故に、合コンで女性が嫌うその日のうちに、一線を超えようと血眼になってる男と同じ様に見えていたのかもしれません。
その為に、連絡先の交換が出来た相手も“先を見据えた付き合いが出来る相手”とは言い難く、こちらとしても連絡先は交換出来たけど、求めている相手ではないからわざわざ連絡する事もないといったパターンがしばらく続きました。
例えるなら、本マグロがいない人工池では、いくら良い竿や餌でも釣れない
もちろん、毎回同じ踵を踏む様な真似はするつもりはなかったので、その場に応じた振る舞いだったり、合コンをセッティングしてくれた友人と事前に作戦会議をしたりなど、色々と自分なりに創意工夫はしっかりとして足元を固めてから合コンに参加するというやり方はしていました。
しかし、いくらやってもお互いの求めているものが違えば、どんな事をしても結果は同じでした。分かりやすく言うとなれば、高級な釣竿に良い餌を付けて魚が全くいない人工池で本マグロを釣ろうとして、餌や竿を変えていたと例えて言って差し支えないでしょう。
その様な状況では疲れない方がおかしな話で“婚活疲れ”なのでしょうか、一年位続けていたらだんだんと合コンが苦痛になっていきました。
苦痛を感じる様になってからも、合コンに誘われたら必ず参加する様にして、言い出しっぺの責任を果たして、友人の顔を立てると言う方向で、それからしばらく続けていました。
まだ、20代。焦る事を辞めた
その様な状況だったからこそなのかどうかは不明ですが、婚活疲れに陥ってしばらくした頃、合コン前のいつもの作戦会議で居酒屋で友人と話ていると、
話の流れから「婚活やめたら?別に彼女いない歴イコール年齢とかじゃないし、TOKIOのメンバーだって40過ぎて独身なんだから焦らなくてもいいんじゃないか?俺は楽しく合コンさえ出来れば別に目的がどうこう言うつもりはないけど」と友人に言われてなんだか自分が馬鹿らしくなってしまいました。
実際、TOKIOに限らずイケメンの指標に出されるジャニーズ事務所所属のタレントでも40手前で独身なんてざらにいますし、平成生まれの筆者はまだまだ20代です。
人生50年の時代なら未だしも人生80年の現代では20才でまだ人生の4分の1しか経過していないのだからまだまだ時間は十分あります。
婚活するなら、相手も婚活している場所が良い
友人の一言で吹っ切れてそれからは普通に合コンを楽しもうとなり、当時より時間の制約で頻度は減りましたが、合コンが苦痛ではなくなりましたし、後は運に任せようと考えが変わりました。
教訓としては、婚活するなら婚活している相手と婚活、街コンなどの、お互いの目的が一致した場所でやらなければ、成果は出ないと言ったところでしょう。