私は現在、北海道で魔の2歳児と格闘している38歳の主婦です。このお話は、私がまだ33歳で札幌でOLをしていた頃の合コン話です。
当時勤めていた会社にな独身で彼氏なしの事務員が数名いました。私は昔からの男友達と合コンを企画し、出会いの場を提供しようと張り切っていました。
彼氏がいたが主催者なので参加しないわけにはいかない
人数は私と男友達もいれて4対4、場所はすすきのの知り合いが経営する和食居酒屋。大人な雰囲気で落ち着いてお話しできそうなお店です。
メンバーはというと、男子は、私の男友達はすっごく体格のいいフリーの建築士、会社経営している外見チャラ男、いかにもどんくさそうな土木作業員、イケメンサラリーマンの4名。
女子は、私と、すごくいい子なのに自分に自信がないチカ、仕事中にいかにさぼれるかという事ばがり考えているアキコ、なんでかわからないけど何事にも自信過剰なミキコの4名。
とは言っても、当時、私には同棲中の彼氏がいました。ですが、企画しておいて参加しないわけにはいかないので一応参加させて頂きました。(彼氏のことはとりあえず内緒にして)
どちらも強烈な匂いのするメンバーばかりの異業種交流会と言う名の合コンの始まりです。
イケメンサラリーマンが酔っ払ってニャンニャン野郎に変身
乾杯からスムーズに時は流れ、私はまず外見チャラ男に焦点を合わせました。年も2つ上で家も近く、大人っぽい雰囲気が魅力的でした。話を聞いていくと、彼はバツイチでお子さんが元奥さんの方にいる事が分かりました。
私もバツイチでしたので気になりませんでしたし、チャラい外見の割に苦労されたんだなと逆に彼の見方がいい方向へと変わりました。話も面白く近所のお兄ちゃんタイプで、単純にまた飲みたいなと思わせてくれました。
そんなこんなしてるうちに、イケメンサラリーマンが本性を発揮!私の横に座り、ずっと「ねぇ、好きなんだけど」と連発してきました。女子友達からも「ずっとしつこく言ってるから隣で飲んであげてよ」なんて、厄介払い成功って顔で言われても…。
でも、このイケメンリーマン、完全に酔っぱらってただのニャンニャン野郎に変身していました。ずっと私の横から離れず、席を立つことも封じられ私の異業種交流会はお先真っ暗。ちょっとかっこいいってみんな思ってたのに、やっぱり顔じゃないねと思った瞬間でした。
みんなでフェイスブックで繋がろう
さて、いい時間になり誰かが「みんなフェイスブックでつながろうよ」と言い始めました。想定内の流れです。異業種交流会だもの、今後、何かでお世話になることもあるかもしないし、是非みさなんとつながりましょうと躊躇なくつながりました。
ところで、あまりお話しする機会のなかった土木作業員ですが、この方も2つ年上で大変話しやすい方でした。この作業員と外見チャラ男は中学の同級生だったんです。
なるほど、と言う事は、私の彼とも同い年と言う事になります。やっぱり、ちょっと年上の方が私にはあっているんだなと再確認しました。
宴もたけなわ、そろそろ解散の時間になりました。だいぶ長い時間飲み続け、みんな結構酔っぱらった様子でした。「では、また」とみんな笑顔で別れ、異業種交流会と言う名の合コンとしては大成功でした。
チャラ男にフェイスブックでまた飲もうとメッセージした
私は、帰り道、外見チャラ男にフェイスブックからメッセージを送りました。「今日はお疲れ様でした。また機会があったら飲みましょう」と、彼氏がいながらもちょっと気になった方でしたし、あちらの出方も伺いたかったので、あたりさわりのない文章を書きました。
返事はすぐにきました「そうだね、また飲もう!」とだけ。あちらもあたりさわりのない文章で、この先はないなと確信しました。
驚愕の事実!チャラ男達は彼氏の同級生だった
それから何もなく2週間程経った頃、彼氏から珍しくLINEが届きました。「先日は合コンお疲れ様。あっ、おまえが会社の飲み会って言ってた日のことな。
あの場に俺の友達2人もいたんだ。○○(外見チャラ男)にはおまえから飲みに誘ってるよな?今な、その二人とたまたま会って飲んでんだわ。これから、合コンの内容をたっぷり聞くんだ。」と書いてあり、読む手が震えました。
その後、企画者なのに参加しないわけにいかなかったこと、飲みに誘ったのは社交辞令だったこと、あれは異業種交流会であったこと等、一生懸命言い訳しましたがこてんぱんに叱られました。心が浮ついた私への罰です。