現在の年齢は４１歳で会社員です。２０年前の話なんですが、学生で交際経験は０人でした。そんな私が女性と出会いデートをした時の体験談をお話します。女性との出会いはバイト先で同じく働く同僚の女の子からの紹介です。
当時、彼女がいないということを仲良くなったバイト先の同僚に話していると、女性を紹介してくれることになりました。最初から問題だらけでした。まず、私は女性と付き合ったことがなかったのです。
２つの失敗！子供向けの映画を観ていると、お腹の虫が鳴る
紹介といっても、集合場所を決めて２人だけでデートをするという形だったので、女性との会話もままならない当時の私がどうやってデートの計画を立てればいいのかかなり迷いました。考え抜いたのが、映画を観ること・食事をすることの二つです。
デート当日、私は映画で何を観るかをあまり考えていませんでした。紹介された女性と集合場所で会い、早速映画館へ行ったのですが、何を観るか考えてないので、その時間帯にやってたのが動物を主人公にした子供が観るような映画でデートにはまったく不釣り合いでした。そこでまず大失敗です。映画を観た後に互いに感想を言い合うなど不可能でした。
また、もう一つ大きな失敗もしてました。映画を観る前に食事に行くべきでした。私はお腹が空いてなかったのですが、女性はお腹が空いていたのです。映画を観てる時に女性のお腹が鳴るのを聞いてしまったのです。これは恥ずかしいに決まってます。これで私の２つ目の失敗です。映画の後に、食事をする場所を決めてました。
しかし、その場所は友人に教えてもらったバーレストランで、実は一度も行ったことがなかったのです。雰囲気はとても良い場所でしたが、お店に入ってすぐに困りました。キャッシュオンのお店だったのです。
当時、キャッシュオンの意味がわからず、どうして良いか分からないでいると女性が説明してくれました。キャッシュオンとは注文と同時に会計も済ますというものです。それはまだいいんです。
知ったかぶりがバレる！気まずさで会話が弾まない、紹介してくれた同僚との仲もよそよそしくなった
最悪だったのが、私は映画での失敗を挽回しようとそのバーレストランの良さを女性に説明していたのです。あたかも何度も通ってる常連かのようにです。本当は初めてなのにです。
それがすぐにバレました。最悪です。もうここまで来ると何もないです。会話も全く楽しくなく何を話して良いかもわかりません。帰り道では会話もなく、別れる時に「また良かったら会いましょう！」とは言いましたが、女性の表情は引きつってたのを今でも覚えています。
こんなに全てが上手く行かなかったデートも珍しいです。私も少し緊張してました。なぜなら、その女性が想像以上にお綺麗だったのです。私は舞い上がってたかもしれないです。
デートの失敗はそこで終わりですが、私が困ったのは、紹介してくれたバイト先の同僚にどう話して良いかということです。もちろん、女性から同僚へデートの内容は伝わってたでしょうし、私のダメダメぶりももちろん伝わってます。それ以来、バイトでその同僚と一緒になった時はなんかよそよそしかったのを覚えてます。
女性にマメになれた事は大きな学び！その後のデートでは背伸びをせず、会話術を勉強！これで彼女が出来ました
失敗での教訓は、背伸びしてもイイことはない。自分の良さを出すことに徹することです。無理に頑張っても後でボロが出ます。デートするなら、自分で考え下調べもしっかりしないといけないです。人任せではダメですね。
その失敗は私に多くのことを学ばせてくれました。失敗のおかげで凄くマメになれたのです。女性に対しても接し方が変わりましたし、デートでの振る舞いも変わりました。当時は携帯電話がありませんでしたから、普通電話での会話術も練習しました。
ポケットベルの時代です。今のように簡単に連絡先を聞けません。試行錯誤して女性と親密になるためのトレーニングを数ヶ月しました。そして、そのおかげか初めての彼女が出来ていたのです。
