私は現在31歳の女です。現在は特に決まったお仕事はしていなく、自由に生活しています。私が婚活パーティーに参加したのは20歳の時でした。アパレルで働いていて婦人服の販売をしていました。

大人になって、どんなことでも経験したいという好奇心旺盛な時期でした。ちょうどその頃は彼氏と別れ、婚活パーティーと呼ばれるものに大変興味がありました。今まで出会ったことのない、いろんな人と知り合ってみたいという気持ちが大きかったです。

たまたま見た新聞か何かで、婚活パーティーという情報を見つけ、すぐに興味を持ちました。エクシオの20代限定の婚活パーティーだったと思います。

会場がホテルだったこともあり、非日常的な空間で男性と交流なんて、なんと素敵なんだと興奮した記憶があります。

勝負服をきて婚活パーティーに参戦!婚活よりも楽しく遊ぶのが目的だった

そして当時同じお店で働いていた28歳の先輩が、彼氏が欲しい!結婚したい!とよく言っていたので、お誘いしてみました。もちろん即OK、すぐに申し込みました。

当日になり、先輩と私は仕事終わりで会場へ向かいました。男性ウケを一番に考えた勝負服で行きました。19時開始の婚活パーティーだったと思います。

正直私は婚活パーティーに行ってみたいという好奇心が一番だったため、誰ともカップルになるつもりはありませんでした。勝負服を着ていったのは、行くからにはモテたいという若い女の嫌な部分丸出しな感覚だったからです。

せっかくかわいい服着てメイクも完璧にしているし、終わったら先輩とどこかで飲んで楽しい夜にしようという計画を立てていたくらい、申し訳ないですが婚活というものへのやる気はありませんでした。

みんな地味な服装で本気度を感じた

まずは待合室のようなところに案内されました。入ってみると、人が少ない…男女各10人ずつくらいだったと思います。みんな一人での参加だったようで、誰も会話なく、静まりかえっていました。

見た目の印象だけだと私たちのように若々しい感じではなく、女性はいかにも清楚という感じで、地味なワンピースにカーディガンの方が多かったです。本気ぶりを感じました。男性はスーツだったり地味目な私服という感じでした。

待合室でプロフィールの記入をしました。名前・年齢・職業はもちろん、初デートで行きたい場所の記入なんかもしました。

その後会場に移動、小さめのテーブルに椅子が一脚ずつ向かい合ってセッティングされていました。女性が外側に座り、男性が向かい側に座る形でした。

イオンに行きたいのがダメ?全然楽しくない

司会の方が始まりを告げると、一対一で5分ほど会話をする進行でした。プロフィールをお互いに交換し、そこで初めて相手の職業や年齢を知って会話をするやり方でした。

私達のように接客業でなければ、けっこう会話するのも大変じゃないかなと感じながらも、私は男性に会話の主導権を渡していました。ちなみにテーブル間はある程度離れているので、先輩とパーティー中は一切会話できる状態にならなかったです。

男性との会話の内容としては、主に初デートの話題でした。私は当時デートの概念がよくわからず、イオンに行きたいと書いたからということもあったと思います。

大体の方にデートでイオンですか?と笑われながら聞かれました。車がないと行きにくい場所にあったし、私は車も免許も持っていなかったから連れて行ってもらわないといけない場所で、けっこう好きでした。

男性に食って掛かって残念な結果に!誰もいい人がいない

なのにそもそも好みでもない男性に人のデートに行きたい場所を笑われ、私は毎回半ギレで、じゃあどこに行くものですか?と逆質問していました。もちろん顔は笑顔でしたが。答えはだいたい映画でした。

もう主導権なんて渡しません。は、映画で相手の何がわかりますか?せっかくの初デートなのに、暗がりで映画観て相手の何を知るんすか?みたいな、ただの小娘が年上男性につっかかって時間をやり過ごすという残念さです。

ほぼ苦笑いで無言になられました。好みの男性ならそんなこと言いません。好かれたいなら何の映画が好きですか?なんて言って、話を広げることだってできました。

そんなやり取りを2周分したでしょうか、5分ごとに司会の方が移動してくださいとアナウンスします。愛想笑いをしたりもしましたが、会話も楽しめず誰ともどうにもなりたいと思えませんでした。

婚活するなら、やる気を持ってやらないとダメと思った

最後にカップルになりたいと思う男性の番号を第三希望まで記入し、提出、集計を待ち、結果発表です。集計の待ち時間でやっと先輩と久々に合流、お互いあんまり楽しくなかったね~と話して、次どこ行きましょうかと話していました。

いよいよ結果発表です。なんと先輩はしっかりカップルになっていました。証券マンという、体型はガッチリして優しそうな方でした。

私はどれだけ適当だったのか、その方いました?って感じでした。私はいいからと一緒にお食事など勧めましたが、連絡先の交換だけをして、後日の約束をしたようでした。

ちなみに私は白紙で提出したので、カップルも何もなく終了です。この時は本当につまらなかったです。私の人間の小ささもあったでしょう。何より、やはりある程度のやる気は持って行かないといけないなと、学びました。

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