わたしは46歳で会社員をしています。妻は44歳でアルバイト。結婚17年です。夫婦円満の秘訣というよりも、家族円満の秘訣と言えると思いますが、とにかく「残業をしない」ことにつきると思います。
私も残業をして帰ることがありますが、残業をしてご飯を食べて風呂に入って寝る。という状況では夫婦の会話はほとんどありません。疲れて帰ってきて、楽しく話をしようという気持ちにはなれません。「あぁ疲れた」ばかりでは夫婦間で楽しい時間は過ごせないと思います。
夫婦は子育ての大変さを共有する事が大切!
子供が小さい頃は特に残業をしてはいけないと思います。例えば、残業して夜の10時位にうちに帰ると子供はすでに寝ています。「寝顔しか見れなかったな」などと父親として思うのかもしれません。
子育てはとても大変なものです。赤ちゃんの世話をしたことがある方は、わかると思いますが赤ちゃんが泣くのは「眠いとき」「腹が減った時」なのです。それは多少成長しても変わりません。保育所から返ってきた時はお腹が空いているので、わがままを言ったり駄々をこねたりします。
母親も早く食事の支度をしなければならないと苛立ちます。「お腹すいたよー」「わかってるわよー」という修羅場になることもしょっちゅうあります。
風呂に入れなければいけません、眠くなったら眠くなったで駄々をこね始め、そしてようやく子供が眠り、修羅場が過ぎ去ったところへ夫がのんきな顔で帰ってきます。ほとんどの夫婦はこんな感じでしょう(もちろん仕事は大変なのですが。)
これでは、本来、夫婦が共有するべき、子育ての大変さを共有できないのです。私は、子供が生まれるのと同時に当時働いていた仕事を辞めました。毎日残業が続く職場だったため、子育てに参加できないと判断したからです。それから、給料は安いですが残業の少ない職場に転職しました。
夫婦が同じ時間、空間を共有する!それが当たり前になり心地よいものとなる
夕方の子供のわがままに付き合い、一緒にごはんを食べ、一緒に風呂に入りました。やがて成長し、小学生、中学生となりました。反抗期もありましたが、中学生の勉強も見てやります。一緒にゲームをやったり、アニメを見たりします。
そうやって、夫婦が同じ空間で過ごしていると、人間はその環境に慣れて、その環境がもっとも心地良いものになっていきます。妻と子どもと過ごす環境に私自身が適応してしまったのだと思います。それはきっと妻も子供たちも同じだと思います。
たまに浮気や不倫をしている人の話を聞くことがありますが、総じて仕事が忙しく家に帰るのが遅いようです。忙しいのに浮気や不倫をするというのが本末転倒な気もしますが、家にいる時間が少ないことで、結局家に居ないことに適応してしまったのだろうと思います。ある意味気の毒だと思います。
とにかく、残業をしないことが夫婦円満、家族円満の一番の秘訣だと思います。