私は30歳で会社員の既婚女性です。40代で結婚していない男性のイメージは、我が強いというイメージです。私の周りに40代でも結婚していない方が何人かおられますが、その全員に共通しているものが「我が強い」ということです。
我が強いというのは良く言えば自分をちゃんと持っている、悪く言えば自己中ということになります。友人として接するなら、少々の我の強さは刺激になりますし、学ぶことも多々あります。しかし、これが恋愛・結婚になるとそうはいかないと思います。
想像ですが、私がその40代独身の知人男性ともし恋愛関係にあったら・・・と考えたら、やはり「ありえない、無理無理」と思ってしまいました。
結婚は安定感を望む!だから我が強い男性はダメ
ではなぜ、友人としてはOKでパートナーとしてはNGなのかを考えてみました。その結果、私にとって結婚に必要なものは「安定感」なのです。
そしてそれを持続させるためには「思いやり、譲り合い」が必要になります。このどれに対しても、我が強いというだけで叶えることが不可能になるので、そのような男性は避けてしまうのだと思います。即ち恋愛関係に見れないということです。
恋人関係の時は多少の刺激はプラスに働く場合も多いと思いますが、結婚となるとそうはいきません。一生刺激し合える関係を望む女性が、果たしてこの世界に何人いるでしょうか。
多分ほとんどの方が安定した心地いい関係を望んでいると思います。
外見より中身!結婚するなら穏やかな男性が良い
私自身、結婚を考える年齢に差し掛かった時、好きな男性のタイプが変わっていきました。今まで上位だった、ルックスや服のセンスやスタイルの良さなどの外見的なものは見なくなりました。
性格も男らしくグイグイ引っ張っていくような人よりは、穏やかでおっとりした男性に惹かれるようになりました。私のような女性は多いと思います。結婚を意識し出すと必然的に男性へ求めるものが変わっていくのです。
ですから、我が強いというのは致命傷だと思います。一口に我が強いと言っても、個性的とか自信家というのとは違います。自信家は年齢や独身・既婚関係なく嫌われます。
私の言う「我の強さ」は、年齢とともに自然と身につくもののことを言います。簡単に言うと、独り身に慣れてしまった状態です。
こだわりが強い人=価値観が合わないとなる!なぜなら、それって自己中だから。こっちに合わす気ないでしょ
私の友人に30代後半の女性がいますが、歳を重ねるごとに性格が確立されてきているというか、自分の世界を作り上げています。若い頃はそうでもなかったのですが、一人の時間が長くなるに連れ、そこに心地よさを見出してしまうのだと思います。
とにかくこだわりが強いです。結婚したいと言いながら、自分が変わる気はさらさらないように見えます。こんな自分を受け止めてくれる人いませんかー?という感じです。
これは独身男性も同じだと思います。知り合いの何人かの40代独身男性も、結婚したいけれどこだわりも捨てないといった感じです。
それは、私がどんな女性が良いのか聞いた際に、家庭的な人が良いだの優しい人だったら良いだのと言いますが、実際にそのような女性を紹介し交際に発展しても、高確率で長続きしません。
理由を聞くと「価値観が合わない」とみな口を揃えて言います。私としては、価値観は合わせるもの、若しくは目を瞑るものだと思います。
受け入れてもらう事より、受け入れる事を考えよう
私が結婚して学んだことですが、いくら付き合っている時に価値観が一緒だと思っていても、結婚して一緒に生活していくとどんどんその価値観にズレが生じてくることがわかりました。
あれ?こんな人だったっけ、と何十回と思いました。小さなこだわりもお互いたくさんあります。こだわりを捨てろとか価値観をなくせとは言いませんが、この人はこんな考えなんだなと柔軟に対応していく精神が必要です。
しかし、40代の方はほぼ人生の半分を自分のペースで生きてきたわけですから、そんな自分になあなあになっているはずです。本当に真剣に結婚をしたいと考えているなら、妥協することも考えて欲しいと思います。
気付いていないと思いますが、40年以上かけて身についたこだわりというのは、なかなかのものです。これだけは、ここだけは譲れないというものは一つだけにして、あとは女性を包み込めるおおらかな気持ちがあればいいと思います。
結婚している40代の素敵な男性は、みんな包み込む力を持っている
私は40代の男性は素敵だと思っています。でもその素敵だと思う理由はルックスやスタイルとか外見的なものではなく、「穏やかな気持ちで包んでくれるのだろうな」という安心感や包容力を想像するからです。
特に、年上の男性を選ぶ女性は包容力を求めていると思います。なかなか今の自分を変えるというのは難しいですし、そう簡単に出来ることではありません。
でも、見直すことはできると思います。身に付いてしまった自分に対してのこだわり、人に対してのこだわりを日頃から意識するようにすれば、結婚に対しての見方というのが変わっていくような気がします。
波長が合う、というのでしょうか。私はそれが結婚を考えるときにとても重要だと思います。自分とはまるでペースが違うし考え方も違うけれど、なぜか相手の波長は心地いいのだと。そう思うには、やはり自分自身の我の強さを再認識する必要があると思います。