30代、主婦です。私は28歳で保育士をしていた時に婚活をしていました。そのときに紹介で出会った男性の話です。
その時は第2次結婚ラッシュが来ており、人の結婚式を見るたびに彼氏がいない自分が悲しく思え、年齢的なこともあり不安と焦りを感じ婚活していました。
しかし、男性と話すことが苦手な私はどうすればよいかわからず、何か行動する勇気も出なくて困っていた時、母の知り合いの高級ブティックの店長から紹介の話をいただいたのです。
婚活は安心できるのが良い!ですので、紹介はとても安心していました
相手の母親がそのお店の常連で、家柄もしっかりしていること、年齢が相手の男性が私より1つ上で有名大学の事務員で、まじめな方だと聞き条件はとても良い方だな、と思いました。
店長は相手の男性のことは知らないが、母親はしっかりしていて、とても良い人だと聞いたので、会ってお話だけでもしてみようという気持ちになりました。
当日は店長が指定してくれたお店の予約席に行き、二人だけで話をすればよいということだったので、そんなに堅苦しく考えず、行くことができました。
お店に行くと男性は、駐車場で待っていて、私を見つけて声をかけてきました。きちんとスーツを着ていて8人乗りの大きな車に乗っていたので、第一印象は真面目な感じとアクティブな方なのかなと勝手に想像してしまいました。
婚活する気あるんですか?まったく話をする気がない男性でイライラしました
和食料理のお店に2人で入店し、話を始めたのですがなかなか話が盛り上がりません。というのも彼からの質問はなく、私から質問しても一言、二言で返してくるので話がそれ以上続かないのです。
趣味や友達、帰宅後や休日何をしているかなどきいても、ずっと笑顔で「特にありません」「いません」が帰ってくるばかりです。
会話を進めるうち、仕事に対して全くやる気がなく、やっつけで仕事をしていることや親に頼ってばかりで、夢中になるものが何もなく、何となく毎日を過ごしていることなどがわかってきました。
私とは合わないし、こんな受け身一方でつまらない人に会ったことないという考えが強くなり、聞いていてイライラしてきました。
こりゃ駄目だ!この人は結婚できない。そう確信しました
一番驚いたのは、服を選ぶのが面倒なので、同じ服をオーダーメイドで何着も作り、今日着ているのと同じデザインのスーツを休日も職場でも着続けていることでした。
また、8人乗りの大きな新車に乗っているのに、職場の人や友達と全く出かけないこと、ドライブも苦手で、何となく好きなデザインだから買っただけということでした。驚いたと同時に、「大丈夫?この人変すぎる。」という思いが強くなりました。
私は話を聞くうち、この人はこのままでは一生彼女どころか友達もできず、何となく人生をダラダラと過ごしていくのかと思うとなんだか心配になってきたのです。
叱咤激励する私!なにしているんでしょう(笑
気づけば、「学生の時はどうでしたか?」「好きって思って頑張ったことはありませんか?」など、積極的に質問していました。
「ほら、あるじゃないですか。それを趣味っていえばいいんですよ。そんな言い方じゃダメですよ。全くやる気なさそうで、女性に嫌われますよ。」
「こんなの楽しいですよ。もっと頑張りましょうよ。」などなぜか、私がダメ出しと励ましの声をかける形になっていました。
場所を移動しても状況は変わらず!もう二度と会いたくありません
食事が終わり、彼が「もう少し話を聞きたい。女性の気持ちがわからない。」というので、カフェに場所を移し話しましたが、男女の会話ではなく、厳しいダメだしとアドバイスを私がするという変な状態でした。
最後に彼が、「僕にもう質問はありませんか。」と聞くので、「全然ありません。さようなら。」ときっぱり言って別れました。
当然ながら連絡先を聞かれることはなかったので、私もお断りだし、2度と会いたくないと思いながら帰りました。しかし、後日店長から連絡があり、「もう一度会いたいって。お付き合いしたいそうよ。」と言われたのです。
自分で連絡先も聞けないのか、しかも全然私の気持ち伝わっていないのかと呆れ、丁寧にお断りしました。
紹介も良し悪しってことかも!いろんな婚活をしていこうと思います
紹介の良いところは、前もって相手の情報がある程度入ってきており、安心して会えること・2人だけなので短時間でもしっかり話ができること・お見合いと違って軽い気持ちで参加できるところ・間に入ってくれる人がいるので、恋愛が下手な人は協力者がいて便利なところだと思います。
しかし、紹介者がいることで、相手と自分だけでの問題では無くなり気を遣わなければならないところ、相手が嫌なタイプでもとりあえず一緒に過ごさなければいけないところ、どうなったかを周囲に話さなければならないところが私は嫌でした。
私の場合、パーティーなど人数が多いとうまく相手を見極められないので、少人数の方がじっくり話せるので好きです。婚活をいろいろな形でしていくうちに、自分に合った出会い方を見極めていくことも大切だと思いました。